コンタクトとメガネの比較
コンタクトとメガネ、どちらが目にとって、良いと思いますか?
「(目に対しての)安全性」という点でみると、コンタクトよりもメガネが優れています。
眼からみると、コンタクトは、ゴミと同じ異物です。その異物を目の表面にかぶせるため、それだけで刺激があるのに、それに加えて、ゴミによる刺激もあるので、安全性が高いとはいえません。
また、コンタクトを目の表面にかぶせるために、眼は、常に酸素不足になり、目が乾燥しやすくなります。乾燥は、目の表面にキズを作るもとになりえます。また、コンタクトに付着した汚れが一因で、アレルギーが生じることもあります。
もちろん、メガネは、眼の中に入れないので、このような配をしなくてもすみます。
また「コスト」という観点でみると、メガネが優れています。
メガネは一度買えば、壊してしまったり、視力が変わるまで、一生、使用できますが、コンタクトには、寿命があるので、買いかえなければなりません。
しかし、「便利さ」という観点でみると、コンタクトがいいと思います。
コンタクトだと、湯気で曇ったりはしませんが、メガネだと曇ります。コンタクトは、温度差のある所に移動したときにも、曇ることはないので快適です。また、運動していてもメガネのようにズレることもありません。ですので、コンタクトは、汗をかいてもフレームのずれを気にする必要もなく、スポーツも思いっきり楽しめます。
また「見え方」という点でみると、コンタクトが優れています。
メガネは、視界がフレームでさえぎられるので、視野は約120度ですが、コンタクトなら、裸眼と同様に、180度の広い視野が得られます。
また、メガネのレンズはコンタクトと違って、目から約12mm離れた先にレンズがあるので、遠視用のメガネなら、虫メガネのように拡大してみえて、近視用のメガネなら、縮小してものが見えます。コンタクトは、目の上に密着しているので、メガネのように、物が大きく見えたり小さく見えたりすることはありません。
それだけではありません。メガネは、レンズに対して視線がまっすぐでない場合、ものが歪んで見えてしまいます。このようなものの見え方の変化や歪みといったものは、メガネの度数が強くなるほど大きくなるので度数が強くて歪みや大きさが気がかりな場合は、コンタクトの方が適しています。コンタクトは、物が歪まずにみえ常に快適な見え方になります。
最後に「その他」という面でみると、コンタクトがいいと思います。
左右の視力が極度に違う場合、メガネでは、ものの大きさが違って見えるため、目が疲労したり、頭痛がしたりすることがありますが、コンタクトなら、このような症状はかなり軽減されます。
このように、コンタクトとメガネには、それぞれよい所と悪い所があります。その違いをよく理解してから、自分の目の状態に向いているレンズを選択することが大切になってきます。